ご予約有り難う

その食用菊


 今日は昨日とは打って変わって秋晴れになった。洗濯をし、秋空に乾かす。そして、お手伝いさんのお母さんから電話が入った。「鎌倉さん、お客さんが週末入ってるんだよね〜、ネギがあるから取りに来て」って有り難い内容だった。すぐに、車に乗って出掛けていくと「なんかお礼がしたいけど、私ににゃぁこんな事しか出来ないので」って、ちゃんちゃんこを作ってプレゼントされた。嬉しいじゃないですか、私が支援した事を結果は今のところ出てはいないが、その活動を評価してくれたんだから、「あぁ、無駄じゃぁ無かったな」って。お母さんはDVの人の所に大事な娘が飛び込んでいく事に胸を痛めていた。「もし、また、暴力を振るわれたら今度はどうするんだろう」「頼む人もいないし、行くところもない」って心配だ。私もこの間DVについて勉強もした、だから、この前、お手伝いさんの娘に「鎌倉さんは、お母さんがこんな風に、又、戻ってくる事は想定済みでしたか」って質問に「はい、想定してました。長年DVにかかった人は脱出する為の通り道と考えてます」って回答した。単なる世間の常識で通用しない行動をとるのも病気の証。そこで、支援者が諦めたら、DVから脱出できるのも出来なくなる。そこがDVの恐ろしいところ。はてはて・・・。
 帰り道にガソリンスタンドで安くなったガソリンを「満タンにして下さい」って時、携帯が鳴った。「もしもし鎌ちゃん、元気〜、今度の金曜日に泊まりに行くけどいいかなぁ〜」って電話。実は、当日はすでにお客さんが入ってるが二人ぐらいなら増えたって自分ひとりで大丈夫。「いいですよ〜、待ってますよ〜」って。更に、もう一本の電話。「鎌倉君元気にしてる〜大変だけど頑張ってね」「ところで、この前持って行った食用菊を食べてみた〜」って電話。実は、この所お客さんがいなくて、見事に咲いていたこの菊は「観賞用」にしてました。はっと気づく。「うん、今度のお客さんに食べてもらいますよ〜」って返答した。なかなか、メニューを考えたとき、いつものパターンでこの菊の事は忘れていた。きっと今度のお客さんには楽しんでもらえると思いますよ〜。
 今日の一枚は、その食用菊が咲いたところです。