お客さんと

病気の木


 今日は、昨夜お泊り頂いたお客さんにお願いして、思い切って病気の桜の木の剪定作業をすることにした。ハマイバの桜は大きくて、背が高く、その先端が病気になっている。そこを剪定しようってんだから大変だ。二段になっているハシゴをいっぱいまで伸ばして。最初はあまりの急角度にビビッて、降りてきてしまった。高さは約10メートル位だが恐怖が先にたってしまう。今度はロープを木の枝にひっかけて、それを命綱にして。震えながらの作業であった。あそこを切れば今度はあっちと、気にかかって仕方がない。どの枝も危険が隣り合わせだが、仲間が下で命綱を支えてくれている。今日頑張らなくっていつ頑張るんだ。と。今度は、その片付け。「まぁいいか、この作業は後日一人になったときやれば」と後回しに。これで終わらないのがハマイバだ。「よし、一休みしたら今度は薪割りだ」と。最初はおっかなびっくりで及び腰。「そんなんじゃぁ割れるものも割れないよ、もっと親の敵でもやっつけるように」と指導。この指導が効いたのか、2、3回やったら、スパーン、スパーンと狙い通りのところを打ち抜いていた。「おお、上手上手」と。足りなくなったら、チエンソーで切って。やがて、軽トラの荷台は割った薪が山のように。お客さんご苦労様でした。いい汗流せましたか。
 他の人にも昨日注意された。「鎌倉さん、甘えられる人には甘えたほうがいいよ」って。本当だね。だから、お昼にはメニューにない煮こみうどんで労をねぎらった。そう言えば、先日のお客さんには失礼した。手伝ってもらって、しかも、ストーブを東京から自腹ではこんでもらって。それなのに料金はしっかりもらちゃった。反省反省。今度来た時にはその分も考えさせてもらいますよ。本当に気が回らなくってごめんなさい。
 今日の一枚は、今日剪定した病気の桜の木です。