大事なお客さん

大事なお客さん


 今日もハマイバは晴天に恵まれた。しかし、寒さは厳しかった。先週に続いて、今日も上野原の大学生が「野外授業」で訪れた。前もってお願いされていたので、今朝も「トイレ」は大繁盛だった。ところが昨夜の冷え込みでトイレの水道が凍結してしまったのだ。慌てて、旅館のトイレを開放した。やがて時間が経過してきたら、配水管が破裂して水が流れ出ている。まぁ次から次に難問題が発生するもんだ。今度は水道屋さんに早代わり。このハマイバで生活してれば、この様な事は当たり前だ。だから焦りはない。そして、無事、トイレの修理も解決した。明日は又日帰りの客さんの予定が入った。だから、その準備に余念がない。お客さんが来るたびに、「あれはこうなってるほうが良かったかな?」などと改良点が見つかりその対応に追われている。まだまだ「ひよっこ」一歩づつ、一歩づつね。
 午後になって、このハマイバでは2時ともなれば日が落ちる。急にガクンと寒さが迫ってくる。「帰ってくる学生さんたちは寒いだろうな」などと。先週はお客さんにもなってくれないのに、トイレは無料、使い放題。更に寒かろうとストーブにご招待したいが、これでは商売にならない。「なんとか温めてあげる事は出来ないだろうか」と思案し、今日は学生さん達に特別料金で「コーヒーを飲んでいただいたお客さんには暖房を提供できます」ってご案内した。
 そしたら数人の学生さんが「コーヒー飲めますか」って。もちろん大歓迎だ。そうなればお客さんだから「どうぞ、どうぞ」って。そして、私が作った「干し柿」もご馳走した。
 今日の一枚は、ストーブを囲んでコーヒーを飲んでくれた大事なお客さんです。又来て下さいね。