冬支度

冬支度


 こうもハマイバは秋晴れの一日となった。朝方の冷え込みはかなりのもので、霜柱も立っていた。そろそろ水道の凍結にも頭を悩ませる時期が近づいてきた。今日は土曜日と言うこともあるが、ハマイバの前を次から次に車が登っていく。先日、県の担当者がこのハマイバのすぐ上のゲートを閉めに来たが、もし、閉まっていたら、このハマイバの前でそれぞれががっかりしたり、場合によれば、ハマイバに文句を言って帰る。その点、ハマイバよりだいぶ上のゲートが閉まっていてもそこまでは行けるし、私に飛び火はしないので本当に良かった。午後になっても車は上を目指す。朝食をすませ、外を見ているとタクシーが一台このハマイバの庭に止まった。「どうしたんですか?」そしたらタクシーの運転手が「あの〜登山道の入り口はどこでしょうか」って質問してきた。自分は登山はしないので聞いた事にない登山道なんて分かるはずもないが、聞くと、このハマイバの所に流れ込んでる沢沿いに登山道があるとの事。そこで分かる範疇で入り口は教えてあげた。果たして登れるのかどうか。さて、今日は何をするか。そうだ、バーベキュー施設の冬支度をしようと、積雪に備えてテントを外したり、波板で作った屋根の補強に柱を二本立てた。このハマイバでは今年の春には40cm近い積雪もあり、夜中に雪下ろしもした。テントのシートの上に積雪があればたちまち骨組みが壊されるから、いっその事屋根を取ってしまったのだ。これなら安心だもんね。今日の一枚はその光景です。さて、午前中にほぼ仕事も終わり、フミちゃんのおばあちゃんのお見舞いに出発。そして、車を走らせると、すぐ下で先ほど道を訪ねたおばさん3人が道路を歩いてるではないか。車を止めて「あれ〜さっきのおばさんだよね」「そうだよ、道がよくわからなくってすぐに下り道に入って歩いてたらこの道路に出ちゃったよ」って。まぁ本来の登山道にはなっていないのでけもの道だものね。仕方がないことだね。そしたら「早いので今日は温泉にでも入って帰るんだ」だって。機会があったら、今度はハマイバに来てくださいね。