昨日、フミちゃんのお母さんが亡くなった。おばあちゃんはこのハマイバにも何度もお泊りになったり、一緒にワラビ採りにも行った。フミちゃんの事をどこまでも愛し続けた生涯だった。このハマイバに来ては梅干しの漬け方、ワラビの漬け方や戻し方。草もちを作ったり。そして、ちゃんちゃんこや作務衣の作り方まで。今まで培ってきた財産をフミちゃんに事あるごとに伝授していた。病院で動けなくなっても「元気になってハマイバに行くんだ〜看護婦さんもくればいい」などと抱負を語っていた。フミちゃんは「今まで苦労ばかり掛けてきたので、とにかく今のうちにできる事は全部やって置くんだ」と。だからお客さんには不都合もかけたと思いますがフミちゃんは今「やりきった」思いになっています。これからはお昼時間もほとんどはいると思いますので、お気軽にお立ち寄りください。ただ、ジッとしていられないマスターの性格から出かけて留守にしている場合もありますので、出来れば事前に連絡を頂けば助かります。今日はそんなおばあちゃんがこのハマイバに来て残していった花や思い出を庭を散歩しながら振り返りました。今更ながら「おばあちゃん有り難うね」と。今日の一枚は、おばあちゃんが倒れて車いす生活になった時「おばあちゃんが車いすでもワラビ採り出来る様にワラビ畑を作ろう」って作った畑から、今日見たら見事なワラビがあっちこっちにニョキニョキと出ていました。あ〜ぁワラビ採りは叶わなかったね〜。「フミちゃん、悲しんでばかりじゃぁおばあちゃんが泣くよ、明日から元気いっぱい仕事に精を出そうね、そうすれば悲しみなんかどこかに飛んでちゃうよ〜」ってね。
