早起き

どうざんつつじ


 さすがに梅雨入りだ。朝からどんよりと垂れ込めた厚い雲に覆われたハマイバとなった。体は疲れているが目覚めは早い。時計を見たらもう6時。先日の増水で川に濁りが多少入っている絶好の条件だ。こんな条件ならなにも難しい場所に行かなくても魚は釣れるだろう。とハマイバすぐ上の釣り場に入った。増水していて、いつものポイントは消えてない。今まで陸地だった場所が今日のポイントだ。あれ〜ぇ何で釣れないの?おかしいな〜ぁ。いくつかのポイントに餌を投入するが釣れるのはチビヤマメだけ。やがて、大きな淵の流れ出しでガツンと大きなアタリ。尺はあろうかって大物の岩魚だ。ここは慎重に近寄り、タモを用意する。だが食いが浅いのか、取り込むことは出来なかった。「残念〜」その後はトロ場で20cmをちょいと超えるサイズをいくつか。そして、またも流れだしででっかい引きが。ここも慎重に近寄る。しかし、ここでもバラす。なんでだろうか。この流れ出しは勝負は一瞬だから、まぁ仕方がない。約2時間、これくらいにするかと。今日は大月市山梨県の担当者がハマイバに調査に来る事になっている日だ。いつかな〜、いつかな〜と待っている間に、朝早かった精もあり、睡魔が襲ってくる。「フミちゃん〜ちょこっと横になってもいいかな〜」と。うとうとしてると車のドアが閉まる音。そして、話し声が。ようやく来ました。そして、お茶を飲む前に「先に見ておきますか〜」って。そうなんです、このハマイバの裏山は切り立っている崖。見るからに不安に襲われるので事前に大月市に相談に行っておいたんです。そして、今日その実態調査に来たんです。この様な工事はとてもじゃぁないが個人ではどうしょうもありません。そして、この施設を買った時県の担当者が言ったもんです。「鎌倉さん、確かに取得税は痛いですが、個人ではどうしょうもないような事が起きた時、県の税金を使って直す事もあるんですから〜」と。まさにその時がやってきたんだね。やっぱり税金は納めとくもんですね〜。でも、そうは言っても、この調査で実行されるかどうかは、また別の問題ですがね。今日の一枚は「どうざんつつじ」です。