雨は降ったが

水汲み場


 昨夜は夜中に久しぶりに少しまとまった雨が降った。そして自分は4時半ころにも目が覚めた。これは神様が釣りに行けって事かとも思ったが、来週にはお客さんの予約も入っているし、ここは一つ我慢しておくかと、再度床に就いた。そして7時ころハマちゃんがワンワンと。どうも誰か来たらしくって、早く起きたフミちゃんが対応してくれていたっけ。それでも目が覚めて、フミちゃんも起きてるなら僕も起きるかと。起きてきてフミちゃんに「誰が来たの〜」って聞いたら「知らないけど、前に釣りに来たとき、旦那さんにもっと釣って行けばって言われた人だって」と。はてはて誰だろう。そしてフミちゃんとお茶をしてたら、その若者がもう一度やって来て「釣れませんでした〜」と。そもそも、このハマイバは川で釣れない人に岩魚を釣らせるのを商売にしてるお店。そして、お客さんでもない人に教える立場にもない。せめて釣りをしてくれたならと。そしたらお土産に買って行くことは出来ないかと。でも今年は仕入れが思うようにいかず、ただ売る魚はないと。釣りなら出来るがと勧めたら「はい分かりました、釣りをします」と。「ありがとうございます〜」前回、川で偶然出会い「釣れませんでした〜」と聞き、後日その場所に行ったら、結構釣れたんです。だから、魚はいるが釣り方などになんか問題があるのかなと。そんな事を話しながら釣りが始まった。聞けば岐阜の方で結構岩魚釣りをしてると言うが、少し改善しなければこの真木川での釣果は難しいかなと。そしていくつか改善点を指摘しながら岩魚釣りを続ける。その中には結構大きいイワナも交じっていたが、僕としては、ゆうに尺を超える大物を釣ってもらいたかったが、こればっかりは運としか言えないし。まぁ、この真木川に来てすぐに釣果はやっぱり難しいですよね。だって、プロの様な人が毎日いじめてる川ですもん、それはなかなかね。そのお客さんの釣りも終えて、上がって来たら、部落のお姐さん方が「フミちゃんいる〜」って。「はいいますよどうぞどうぞ」と。その若者は「それじゃぁ少し挑戦してきます」ともう一度川に向かった。昨夜の雨の音からすれば、土砂降りで川の水量も増えてるし、少し濁りもと期待したが、その期待は見事打ち砕かれた。午後になって、前に大峠に向かう途中に湧水を汲むところがあったが、ホースが今一つ短く、家にあるホースを使って、沸いてる場所から直接汲めるようにとホースを持参し修理に向かった。そして、現地に到着して、計ってみたら、全然長さが足りない。なんてことだ〜今日は取り敢えず少しだけ長くして帰って、今度ちゃんと用意して直しに来るか。とは言え、綺麗な水が飲めることに変わりはありません。そんな水汲み場の光景が今日の一枚です。