もうこれくらいでいいでしょう

ワラビ採り


 5月に一度富士山にワラビ採りに行った。その時入山料を二人とも払った。「たった一度ではなんだかもったいないね」と今日は急きょワラビ採りに行ってくるかと。起床は5時。昨夜のうちに弁当も作っておいたので、30分後にはちはるにお留守番を頼んで、富士山を目指した。約40分後にはもう富士山に到着していた。到着して、さ〜ぁ採るぞと。そこには地元のおじさんがいた。袋にいっぱい採ってニコニコしていた。「結構採れましたね〜」って言ったら「まだあるからまだ採るんだ」と。それじゃぁ僕たちも一緒に。最初はおじさんが採った後だったから、なかなか見つからなかったが、先に行ったら「なんだここはワラビ畑か」という状態。一回りしたら、袋が重たくなって、もういいかと。フミちゃんはと言うと「水を得た魚」かってくらいになかなか諦めようとはしない。面白くって仕方がない様子。「お〜い、もうそろそろ上がってこいよ〜」と声をかけても知らん顔。そんな草原の中でワラビ採りを楽しんでる光景が今日の一枚です。5月にお客さんと来たときは、草がそんなに生えていなくって、ワラビだけ出てるので、採りやすかった。しかし、それだけに、夜中にプロが懐中電灯でかき集めたら、ひとたまりもなく、お客さんがなかなか採れずに不満が残ったが、一転今日は草も伸び、ワラビ採りの人もまばらな感じで。「お客さんたちの時は少し早かったかな〜」と反省。やがて、フミちゃんも帰ってきた。そしたら、一緒に採っていたおじさんも上がって来た。それぞれが採ってきた成果を発表し合う。そして一緒にお茶タイムして。おじさんは「また別のところを採って行くんだ」と。僕たちも場所を少し変えて。そしたら、誰か一人くらい入った形跡はあるが、残りが多く「まるでワラビ畑だね」と。そしてお互い、袋がいっぱいになったところで、朝食を。フミちゃんは、まだまだ採り足りないって不満顔だったが「もうこれくらいにしておきましょう」と、なだめ、半ば強制終了に。このところ年々、行くのがおっくうになっていたが、行けば、フミちゃんの目の色が変わる。今日は疲れたが、楽しい一日になりました。