ユリの香りで

やまゆりの香り


 それにしても、雨が降らない。今日でいったい何日降らないのだろうか。「今日も熱くなりそうだぞ〜」と覚悟をして。今日は部落のおばさんたちが5人で「日帰りコース」をご利用下さる。ちっとは涼しい風が吹いてくれればいいのに〜などと思いつつ。昨日は予想通り、雨のない梅雨明け宣言が出された。期待していたのに〜今日のお客さんは、いつも通り9時バスで。その中の一人は、いつもの元気がなく心配もしていた。聞けば他の人は「今日は不調だと〜だから荷物もみんなで持って」と。とは言え、このハマイバに来て、元気になって帰る人も多い。だから今日はゆっくりして〜と。お客さんをお部屋に通した後は11時頃までは暇。「それぞれ自由時間にしましょう」と。このところ疲れもたまっているので、しばし、横になる。そして11時。そろそろ頑張るか〜と。お昼を出せばまたまた暇に。「そうだデザート出すの忘れてた〜」と。お泊りで二日間、僕の近くでワイワイガヤガヤは本当に気疲れするが、その点日帰りの常連さんは、本当に手がかからない。だって、食事を出せば自分たちで食べたら片付けてくれるし、本当に気が楽です。「今日も5時バスまでいてもいいですか?」と。もちろん今日はお客さんの他にはいないので、ゆっくりしていって〜と。そして2時過ぎには「お風呂を止めてもいいですよ〜」とのお言葉。それじゃぁ〜僕も入らせてもらって、ついでにお風呂掃除も終わらせて、明後日のお客さんに備えますかと。そして5時ころになっておばさんたちがぞろぞろ帰り支度をして出てきた。「そうですか〜もうあと数回しか来れないんですか〜このハマイバには結構楽しませてもらって、なんだか涙が出て来るよ〜」だって。それはそれは。そしてバスをお見送りして、相撲を見ていたら、電話が。「今、座っていた場所に、定期券が落ちていませんか〜」との問い合わせ。見たらテーブルの下にあった。そしてバスを追いかけるように、届けたら、バス停で肩を落として、僕を待っていたっけ。「ついでだから、クーラーが効いた車で家まで送りますよ〜」って。聞けば「バス代をちゃんと支払わされた、270円だったよ〜」だってたった5分ですよ〜運転手さん気が利かないね〜。さて今日の一枚ですが、ハマイバの玄関に咲いてる山百合が咲いて、ハマイバに来るお客さんを、いい香りで迎えてくれています。