原状回復

 昨日山梨県の担当者から電話が有って「湧水の場所の花と看板などを全部元に戻してください」と。気持ちの上では、全く納得がいってないが、我々庶民は「お上」からの命令とあらば従うしかない。この真木の山に綺麗に山野草が咲く場所が有ったら、きっと喜んでもらえるだろうなと思っての事だが、そんな気持ちが通用する相手ではない。そこでフミちゃんが仕事の今日、僕がその現状を回復させようかなと、行ってきました。そして今まさに見ごろのクリンソウやスズランなども抜いて、そして「花を持っていかないで」などの看板も椅子もみんな撤去してきました。そして昨日の事ですが、雨が降って、道路が水浸しになって、このハマイバのすぐ近くの崖がこの前崖崩れを起こしていたのだが、その原因が分からないでいた。そして昨日の雨で水が溢れてる光景を見て「ああ、こういう状況であそこに水が流れて崖崩れを起こしたんだ」と。そこで、すぐに長靴を履いて、合羽を着て、その水路にたまってる枯れ葉を除去しようと動いたら、フミちゃんに「なんであんなことを言われて、そんなの県の仕事でしょ」と。それはそうだ、なんで僕が汗をかく必要があるんだと。そこで、午前中に林務課からお花畑の撤去を伝えられ憤慨してたので、待てよ、林務課で管理してる木の枯れ葉が水路にたまって、水が溢れてるんだから、すぐに林務課で直しに来るのが筋だろうと、さっきの担当者に電話した。そしたら、夕方になって、今度は林道課が一人でやって来て、「これはひどい、良く連絡いただきました」と。そっして現状を見て、なんと一人でその枯れ葉を除去し始めた。この方にしてみれば、とんだとばっちりで、申し訳ないので、僕も軽トラ出して作業に加わった。そしたらフミちゃんも長靴はいて、夢中で片づけに手を出した。約一時間、その水路にたまった枯れ葉を除去し、そして一休み。この方には本当に感謝だ。「本来なら、枯れ葉を管理してる林務課で責任とって直しに来るのが当たり前だろうに」と。たぶん、電話をかけてきた担当者なら「手伝ってくれなくって結構」と言うかもしれないが。まぁ行政には民間人の善意もあってもいいと思うのだがどうでしょう。道路に石が落ちてれば、「誰かこの石に登って事故にでもなってはいけないから、片付けておこう」って思う事が「大きなお世話」なのだろうか?その現状回復には犬のハマちゃんも同行。そのハマちゃんの顔の腫れも少し引いてきたようで、僕が出かけようとすれば私も一緒に行く~と言う、今までのハマちゃんに戻ったようで、「よしよし、一緒に行こうね」と。その現状回復をした光景が今日の一枚です。

f:id:kamakura210:20190608085154j:plain