ピクニック

 今日はゲートが開いてはじめての日曜日。もうそろ山の上の山椒も丁度芽が吹き出始めた頃だろうからお昼を作ってお弁当を山で食べながら山椒を摘みに行くかと。昨日はこのハマイバ周辺も一日中ぐずついたお天気だったので山菜採りなど行く人もなし。そしてフミちゃんの息子さん家族がおかずを用意。我が家でおにぎりをと。そして丁度12時。さ〜出発だ。今日は朝から一体何台の車が登ったことか。途中の川には車が止められるところにはすべて車が止まっていた。果たしてどうなんでしょ〜か。その車を横目に一路湧き水を目指す。その途中に山椒の木があって「この辺でいいでしょう、僕が奥に行くから入り口に止めて〜」とか言いながら。そしてまづはお昼いただくことに。おにぎりもおかずもまだ温かい。「それにしても今日は気持ちがいいね〜」空は五月晴れで、大月の街ではクーラーなしでは車に乗れない暑さらしい。美味しいご飯をたらふく食べた後は、いよいよ山椒摘みだ。僕と息子さんが枝を切って、そして、他の人たちは座ってテーブルの上で山椒摘み。こんな事が出来るって幸せだよね〜とか言いながら。僕はというと昨年末から湧き水を汲みに来るのは約半年ぶり。その給水パイプにはほんの少ししか水が流れていない。これは修理しなければと。考えてみれば水量そのものが少なくなっているのも原因の一つか。だったら、湧いて出てる水をすべてパイプの中に取り込まなくちゃ。そして、なんとかパイプの三分の一くらいは流れるように。よしこれを今日はたっぷり汲んでいくかと。そんな湧き水を汲んで帰ると皆さん夢中でまだ山椒摘みを頑張っている。僕はというと「もう降参だ〜」と。「ねえねえもうそろそろ止めにしませんか?」と。するとフミちゃんはすぐに「そうだね〜寒くもなってきたし、そろそろ帰りましょ」と。それにしても山は寒い。来る時は「なんでヒーターなんかつけてんの」って言っていたフミちゃんは車に乗るなり「なんでヒーターつけないの?」って。はいはい分かりましたよ〜その道すがら登るときにはいっぱい有った車がほぼゼロ。そうですか〜みんな釣れたかな〜その登っていく時フミちゃんは「あれまぁ〜みんな東京の車だね〜」って言うから「みんな自粛で頑張っていたんだし山梨は解除されたんだし、これくらいは大目に見てやらなくちゃ、だって、自分たちだって家に常にいろって言われても我慢出来ないでしょ」って言ったら「そうだね〜」と。そう言えば今朝方ハマイバ前に車が止まった。出てきたのは4人ともマスクをしたおじさんたち。なんかこんな光景は東京では当たり前なんでしょうがこの山の中ではちょっと異様だなと。でもコロナとの戦いってそういうことなんだね〜みんな頑張ってますよ〜今日の一枚はその山の上での山椒摘みの光景です。

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