釣り指南

kamakura2102007-08-29


 渓流釣りで初めて釣りをする人をいきなり川に行って魚を釣らせる事ほど難しいものはない。
 渓流に入るまでの道のり、道なき道の進み方、渓流の歩き方、そこに行くまでの装備、それらは事前に教える人は把握している必要がある。自然は枝が張っていたり、水がちょと出るだけで渓相も違ってくる、竿の扱い方も。と数えればきりが無い。
 何と言ってもみんなが入る渓流に魚がいるのかいないのか。いくらいいポイントを教えてもすでに入られた後では魚が警戒して餌を追わないのだ。いるであろういいポイントにいの一番の入ること。天候にも大いに左右されるこの渓流釣り。果たしてうまくいくのだろうか。今日は昨日あと三匹目標に届いていない魚を求めて弟子をつれての渓流釣りとなった。
 朝5時はまだ暗い、「この坂はこの場所に足を置いてこれにつかまって後ろ向きに下りる」「あのポイントのあそこにいるから上からやさしく投げてみろ」と。なんと入れてすぐ手元にびびびっと。「あっ掛かった」と、何と20cmを越える山女魚だった。幸先がいい、続いてニジマスが、一時間もしただろうかあきらめかけていたその時、グググッと竿がしなった。何と大岩魚だった。自分が釣ったより数倍の喜び。自分のイメージ通り魚を釣らせた事は釣った本人もだが教えた自分をほめたい気分だ。
 しかし、いつもこうはいかない。そこで始めたのがこの「岩魚釣りセンターハマイバ」である。せめて、魚がいることが分かっていてそこで釣り方を指導する。ここで、岩魚釣りの難しさ、楽しさを勉強して、それから渓流に挑戦してもらいたいものだ。
 今日の一枚はお孫さんの最後の夏休みに思い出として岩魚釣りに挑戦している光景です。