巨木

巨木


 先日、沢の天然水の水取り入れ口の整備に行った時のこと。もちろん、この場所に行くには熊対策も忘れずにね。この取入れ口の近くには、とちの実が散乱していた。「きっと熊をはじめ動物たちはこの実を食べているんだろうな」などと思いながら。そして、獣道も数本。
 この場所には、けやきの「巨木」が曲がりながら、若い木の頃台風や雪などによって曲げられながらも地面にしっかり根を張り天に向かって光を求めて大きくなったんだろうと感じさせられた。直径は2メートルを超えしかも傾斜のきつい場所で根元は空洞になっており、それでも360度しっかり根を張っている。そうで無ければとっくに倒れていただろう。樹齢はとうに100年は経っているだろうと思う。こういう樹が思いっきり葉っぱを付け、秋には全部この葉を落とし、この葉っぱが栄養分になって樹を育てる。そして、降った雨がしみこみ栄養タップリの水を供給してくれる。有り難い事です。その水でお風呂をわかし、その風呂に身を沈める。幸せな事だと思います。100年と言えば、戦争のあったことも知っているのか?いやいや、こんな山梨の田舎の山の中じゃそんな事はしらないかもね。
 ハマイバをご利用の節はこの有り難い自然の恩恵を楽しんでもらいたいと思っております。
 この場所には他にも何本か巨木があり、利用者にも見て頂きたいのですが、なんせ、そこに行くのには危険がいくつもあるのでおすすめは出来ませんが、、、、、。
 今日の一枚はその巨木です。