若みどり

お客さんの記念写真


 今日もハマイバは晴天に恵まれた。昨夜お泊り頂いたお客さんの一組は「高速が渋滞しないうちに」って、早々に出発。もう一組は久し振りのハマイバでゆっくりした時間を過ごした。そこで、朝食後、まずは「ワラビ採り」にご案内。次は真木林道をひたすら山に。そしたら道路沿いには山吹の黄色いはなが。そして桜の花が。更にはいわつつじの花が。山の上のほうはまだ冬山だ。再度引き返し桜やいわつつじをカメラに。更に下に降りてハマイバのちょっと上まで。そこで新緑のなかで車を降りて変わった木を紹介。この巨木の木の中をもう一本の木が天に向かって貫いている、そんな光景を。一年の中で今が一番山が綺麗かもしれない。秋の山は確かに紅葉も綺麗だが吹く風が冷たいのだ。その点、今の季節はとにかく気持ちがいいそよ風の中だ。新芽が芽吹くその活力と言うか。そんな中にじっと座る。なんか幸せな気持ちになる。今日の一枚はその巨木の前での記念撮影の一枚です。お客さん気に入って貰えましたか?
 その帰りの車の中で「若みどり」って言葉を耳にした。今までは新緑の言葉で片付けていたが、この「若みどり」って言葉の響きがなんとも心地よかった。考えてみれば本当に若くって生まれたての葉っぱだ。しかも緑って色でもないし。やっぱり「わかみどり」って言葉が一番しっくりきますよね。
 さて、話は午前中に。9時5分にハマイバ発のバスがある。その30分前くらいだっただろうか、バス停におじさんが一人バスを待っている。近づいて話かけた。「昨夜山小屋にでも泊まって降りてきたんですか?」ってね。そしたら、奥多摩から一週間前に登って、雲取山笠取山を登ってこのハマイバに来たと言う。しかもテントを持って一人で。更に更に、なんと70歳を越えてるとのこと。普通なら家でテレビを見てるって人がいっぱいだというのに・・。驚きだね。そんな話をしてたら「ビールありますか」って。「これじゃぁ売りに行ったようだね」余りの感激に、ビールにこごみの和え物をサービスさせてもらいました。今度来た時はハマイバに寄ってくださいね。