一人じゃ大変

すくい網


 今日もハマイバは雲ひとつ無い真っ青な空だ。昨日、岩魚釣りのお客さんがいて、このところ、岩魚池の魚の数が少なくなったので追加放流する事にした。
 さて、このハマイバには道路際に岩魚の買い付け池があり、仕入れた時はここに入れてもらう。今日は、この買い付け池の岩魚を網ですくって大きなポリバケツに入れて運ぶのだが、問題はこの魚をどう捕まえるかである。先日、網目が1センチ四方の網を3メートル四方買ったのだが何と運賃も入れて一万円だった。(高いもんだなぁ)さて、これを、一人でどうやって使い、魚をすくう事が出来るのか。思案のしどころだ。最初はパイプを縛ってと思ってやったが、長さの問題もあり思うように行かない。そこで今度は、板の棒にくくりつけてやってみたが池の底を動かすことが出来ない。なんせ、一人じゃあっちをやればこっちが・・・と、全然魚がすくえない。しかも、あのすばやい動きをする岩魚相手だ、こうなれば持久戦、少しずつ時間をかけて捕まえることにした。約二時間の悪戦苦闘の末、約100匹捕まえる事が出来た。当面は、これで納得する事にした。しかし、その作業は冷たい水との戦いでもあった。取り入れ水の出口は凍っている寒さである。指の先が痛くて痛くて仕方が無い。
 何でも一人でやらなくっちゃなんて思っても、一人じゃどうにもならない事だってある。今のところは、こつこつと自分で出来る範囲で、無理をせずやっていくしかないのである。そのうち助けてくれる人も現れるのかも知れない・・・・。ってね。
 今日の一枚は、一万円の網と、すくう工夫した姿です。分かるかなぁ〜。