ハマイバ周辺

ぶな林


 今日は、来客の予定はなし。快晴。旅館の窓を開けて、空気の入れ替え。さて、今日は何をするか。「そうだ、お客さんに案内出来る様にこの周辺を散策してみよう。って事にして、朝10時半ハマイバを出発。一路、笹子峠を越えて、塩山まで行き、そこから、ひたすら丹波山を目指す柳沢峠越えコース。天気は快晴で見晴らしもいい、新緑もまぶしいほどだ。車の窓は全開。新鮮な空気を思いっきり吸いながらのドライブだ。まずは、柳沢峠で一休み。ソフトクリームを買って富士山を望みながら食べる。衝動買いではあるが、これが又うまいんだよねぇ〜。今度はひたすら下り坂。途中で昼食タイム。今朝「さ〜ぁ出掛けるぞ」って決めてから、お米を研いでご飯を炊いて、おいなりさんを作って。それを山の中で「ホ〜ホケキョ」なんて小鳥の声を聞きながらの食事は、自分が糖尿病である事を忘れてしまう。一方、一緒に行ったおばあさん達は道端に咲いてる花を見ては感心してたり、「あっ、これはわらびじゃん」とか言って山に来た事を楽しんでいた。
 そんな事をしてたら、おじさんが一人下りて来る。「山ですか?」「いや、つりに来たんだよ、結構大きいのもいたよ、でもそいつはなかなか針掛かりしなかったよ」とかいってました。実はこの支流は以前私も何度かきた渓流だったが、すでに車が止まっていたので釣りを諦めて、別の楽しみに切り替えていた所だった。
 そんな話を聞いちゃ虫が騒ぎ出す。そこから下流に車を走らせ「一時間だけ釣りをさせて」ってお願いをして川に入った。もうすでに、今日も何人かの釣り人が釣りに入ったと思われる場所だったが挑戦してみた。しかし、さすがに釣れない。釣れてくるのは10cmほどのヤマメのみ。一回だけ大物が竿をしならせたが釣り上げる事は出来なかった。魚が警戒して、しっかり餌をくわえてくれない様だ。それにしても、一時間という時間の短さをつくづく感じる釣りとなった。
 その後は、丹波山部落から小菅村をめざして山道を。そこから、曲がりくねった山道を今度は松姫峠をめざし、峠を越えて大月に戻った。この間にはわらびとりを充分堪能し無事帰宅した。
 今日の一枚は、松姫峠の展望台近くの登山道がブナ林で本当に気持ち良かったので写真に撮ってきました。