太陽が眩しくて

旅館から


 今日は昨日の大雨が嘘のように、穏やかで暖かい一日となった。しかし、昨日のような大雨が降れば当然の様に岩魚池への給水施設は水の流れをストップしてしまう。今朝の最初の仕事はここから。こんな陽気だと体が軽く、じっとしていられない。「そうだ、今日こそ旅館の窓ガラスを綺麗にしよう」って、お湯を沸かしてバケツに入れてさぁ出発だ。さすがにてんとう虫をはじめとした、虫たちも、このところ少なくなってきた。しかし、最盛期は本当にまいった。その時は動きも活発でガラスも大分汚されていた。そのガラスを磨くのだ。当初思っていたより、簡単に汚れも落ちた。だが、旅館にはいっぱいガラスがある。さすがに途中は一人ではくじけそうにもなる。でもね・・頑張らなくちゃって。結局、お昼ご飯のしたくはこれからで、1時過ぎのご飯になったが、とにかく目標はやりきった。これで、お客さんがいつきても迎え入れOKだ。そんな時、近所のおばさんが声を掛けた。「鎌倉さん、玄関のほうに行ってベルをならしたがここにいたんじゃ分からない訳だよね」「うちでとれたゆずを置いといたから使って」って。ありがたいがお客さんでもいっぱい来ればその使い様もあるが・・こりゃぁ一人で贅沢にゆず湯にでもして使ちゃおう。
 今日の一枚は、旅館のまどに眩しすぎる太陽が入って、気持ちがいい、そんな雰囲気が伝わるかどうか、旅館の部屋からの岩魚池です。