建て前

お祈り


 今日は河口湖のおじさんの家の「建て前」があり、お手伝いに行ってきた。この建て前の儀式には親戚一同が集結。屋根を作るところまでだ。その昼飯はこの河口湖では「カレーライス」ってのが決まりだそうだ。そこで午前中はカレー作り。午後からは屋根板の取り付けなど行い。屋根のてっぺんで神様にお祈りをして、その後村の人々が集結してきたいよいよ屋根の上から餅やお菓子を投げお祝いをする。今日は天気も良く富士山も本当に綺麗に見える。屋根に上ってひさしの部分に乗って釘を打つのだが、慣れていない私は足がすくむ。それでも、おじさんの家が出来るのに下手な作業をしたのでは申し訳がない。やるからには、きっちりとした作業をしなければ申し訳ない。晴れてはいるが風は強く冷たい。ちょっと気を抜くとえらいことになるので神経は張りっぱなしである。やがて、村の人たちが集まってくる。いよいよもちまきだ。これも古い儀式であり、この家が無事完成し、この家のさらなる繁栄を願っての事だ。拾う人はそれぞれザルなんかを用意して。昔は餅をそのまま投げたので砂で真っ黒何てことあったが、今ではすべて包装されたものなので清潔だ。大工さんいわく「餅投げなんて20年ぶりだ、だから緊張しちゃったよ」ってさ。その後は親戚一同が懇親会。だから私もご多分に漏れずいただいて帰ってきました。その席で親戚はこぞって「久は今夜泊まっていけ」って。だから「ホームページの日記を今日も書かなくちゃぁ」ってお断りして帰ることにしました。今夜は何時まで飲み会が続くことやら。飲めない私は「本当にご馳走様です」今日の一枚は屋根のてっぺんでの神様へのお祈りです。