濁流

濁流


 今朝も5時半に目が覚めた。昨夜は遅くまでテレビを見ていて夜更かしをしたのに・・。ハマイバの下を見たらまだ濁流にまではなっていなかったので「それじゃぁ釣りに行ってくるか」と。こんな条件では上まで行くことはないと次の橋まで行って、竿を出すことに。上から見るより川の濁りはひどかったが、それでもいくつかヤマメが掛かった。自分のイメージでは竿を大きくしならせる大物が釣れると思っていたのになかなかそうは問屋がおろさない。そこで、この濁りが薄い上流に行ってみた。条件は大して違わない。大物はなかなか出てこない。「必ずいる」と自分に言い聞かせて竿を出すが釣れるのは小型の魚ばかり。雨の降りも強くなってきたので時計を見るともう8時。「今日は諦めよう」と。上に上がっていると一台の車が。なんと私が上がったすぐ上だ。「道路に車が止めてあるのにすぐ上に入るなんてなんと常識がない人か」とガッカリした。そしたら、すぐ上から車が降りてきた。なんと釣り人だ。聞くと私が見た車との事、私の早とちりだった。やはり釣りとの事。まぁ濁流に近い条件では大変だが「頑張って」とエールを送って別れた。果たしてどうだったのか。聞くところによれば今日はタクシーで釣りに来ていた人がいる事。いるにゃぁいるんだね物好きが。
 結局今日は一日予報通り雨が降り続いた。昨年のいつからだろうか。この雨をどれだけ待っていたか。夕方まで降り続いた雨は川を濁流にした。川の汚れや砂なども全部流し、また新たなポイントを復活させてくれるだろうし、魚だって石に着いた汚れが落ちなければ餌となる川虫も育たないだろうし、川ってやっぱりこうでなくちゃぁ。この雨が止んだ後は最高の釣りの条件となるだろう。
 今日の一枚は久し振りの真木川の「濁流」です。