隣の山に散策

山のてっせん


 今日も比較的いい天気に恵まれた。さすがに昨日は疲れた。だいたい3時に起きてワラビ採りなんて60歳を過ぎた人がする事だろうか。いやいや数百台の車のほとんどはお年寄りで、若い人なんかワラビなんて見向きもしない。そうだよね〜。そんなこんなで今朝はぐっすり朝寝坊。お目覚めは9時過ぎ。ハマちゃんが「いい加減起きなさいよ〜」ってわんわん吠えた声で起こされたのだ。このハマちゃん、昨夜も深い眠りについてまもなく、またまた獣が出たのか、ワンワンと目いっぱいの声を張り上げて鳴いた。だから一昨日同様起きて、首輪を外してやった。昨夜も夢中で獣が出た方向に向かって見回りに行ってきた。こんなことが日課になってはたまらない。フミちゃんは「夜、鳴くなって叱ったら〜」って。でも番犬が獣が出た時「鳴かない」では番犬の役はなさない、だから、「これは仕方のない事」と。そしたら「久ちゃんは大変だね〜」と他人事のように。
 先週は母の日。そこで娘たちからプレゼントされた花を「今日は大きな鉢に植えたいんだけど、土がないんだ〜」って。まぁハマイバに来たお客さんの目を楽しませる為だもん仕方がないか。「まぁ設備投資だね」とさっそく買い物に出かけた。そのついでと言ってはなんだが、店に向かう道すがら「ワラビでも見ていくか」と。フミちゃんは山を歩くのが一番の幸せ。だって昨日行ったばかりだよ。そして、ワラビ採りを。その後、「やっぱりこの川に来たらちょっと竿を出したいよね〜」って、フミちゃんにお願いし、私はこの川で今年初めての岩魚釣り。この日川はなんと平日にもかかわらず釣り人の多い川だこと。途中までで5台の車が。それでも毎年いい思いをさせてもらってる場所に入る。まだ真新しい足跡がいくつも。結構大きい魚も泳いでいるのも確認できる。だが、釣れない。それはそうだろう無理もない。フミちゃんには「40分だけ」との約束だったが結局一時間。釣れるのは小型の岩魚ばかり。やっとの思いで上げたのが20cmの岩魚1匹。朝から本腰を入れても、なかなか釣果が出ないのにほんの腰かけでは釣れなくって当たり前。むしろ納得の結果だ。今日は帰ってから昨日採ったワラビを近所の知人におすそわけ。今日の一枚はおばあちゃんの形見となった「山のてっせん」です。見事に咲きましたよ〜