今日は残念

五月晴れと煙突


 今朝のお客さんは、さすがに疲れたらしく4時に目覚まし時計が鳴っているにもかかわらず、まったく起きようとしなかった。そこで私が「ほら、もう4時だよ、起きた起きた」と。せっかく岩魚釣りに来たのに寝過ごしたのではもったいない。という私は、昨日は心底疲れて寝る前には「明日は起きれないと思うので勝手に起きて、釣りに出かけて」と。しかし、何故だか、目覚まし時計をかけていないのに4時前には目が覚めてしまった。もう一度寝れば寝れるが、せっかくお客さんが釣りを満喫しに来ているんだから、その手助けをしてやろうと起き上がったのだ。そして、コーヒーを入れて彼の起きるのを待った。しかし、前述の様に起きる気配さえないのだ。「せかっく来たんだし、後で疲れたり眠かったりしたら早く帰ってきて寝るなり休めばいいんだから」と。ようやく起き上がってもノタリ、ノタリ。4時半になってようやく出発出来た。私も折角だから少し竿を出しに行ってみるかと。彼はバイクで上流に。私はそれじゃぁと下流に。一投目いきなりの岩魚。「これは幸先がいい」その後もコンスタントにヤマメとマスが。8時に帰ってビクを開けたら「こりゃぁ大漁節だ〜」と。それにしても眠い。お客さんはどうだろうかとそんな事を考えながら一眠り。予定では2時頃帰って来る約束だったがずいぶんと早いお帰りだ。「どうだった〜?」そしたら肩を落としてうなだれ「今日はダメでしたよ〜」と。ビクの中は岩魚一匹のみ。なんだか自分の事が言い出せない雰囲気に。それにしても私の見立て違いだった。お客さんが喜ぶようなマスターの指導をしたかったのに残念だ。お客さんも残念、私も残念。まぁこんな日もあるさ。二泊で20匹釣れれば、それはそれで十分な釣果でもある。しかも、40cm近い岩魚だって釣れたんだし。まぁこん次、こん次。今日の一枚は新緑と青空と煙突です。今朝のハマイバは冷えこみましたよ〜。