一瞬の濁流

濁流となった真木川


 今日もいつものようなはっきりしない曇り空で朝を迎えた。こんな日は当然のごとく朝寝坊。コーヒー飲んでハマちゃんと遊んで「さ〜ぁ今日は何をするか」雨が本降りにならないうちに、バーベキュー施設の完成を目指す。スコップで土をすくいたいが、そこは石だらけ。なんと仕事がしにくい事か。これじゃぁスコップに手で土をかき入れたほうが早いって状態に。そしたらとて苦も無く大きい石が顔を出した。今度はそれの撤去だ。額に汗をしながらの作業をしていると、東京からお客さんが。「お久し振り〜、前もって電話したら気を使うから・・」って。今日はおばあちゃんと一緒に電車とバスで遊びに来たと言う。「これから二人で山に散策に行ってきますのでどうぞ仕事を続けてください」って。出がけに「お土産に岩魚の塩焼きを6匹お願いします」って言い残して山を目指した。自分はまたさっきの仕事に戻るが、いかんせん疲れが出る。汗もビッショリだ。「今日はこんくらいにしておくか」って途中で投げ出すことに。まぁ〜そんなに急いでやる作業でもなし。例によってシャワーを浴びてさっぱり。今度はお客さんを待つ「なかなか帰ってこないな〜」などと言いつつ。お昼過ぎになって二人で帰ってきた。「なんにも収穫はなかったよ〜」と言いながら。そして東京の三鷹の話に花を咲かせる。「へ〜ぇそんなに変わったんだ〜」「あの人はどうしてる?」とか。みんな変わらず元気そうだって話。そのお客さんは焼いた岩魚をお土産に次のバスで東京に向かった。そして、お見送りをしているとポツリポツリと雨が落ちてきた。新潟や福島では毎日土砂降りの雨苦しめられているとき、このハマイバではこのところ雨が降らずに川の水は減水気味だった。今日もそんなに降らないだろうなどと言っていたら、来ました来ました。土砂降りの雨が。雨どいなど役に立たないほど。まさにバケツをひっくり返すほどの雨が。川はたちまち濁流に。池に引いてる水もストップした。慌てて地下水をポンプで。しかし、池の水はその濁流色に。今日の一枚はその濁流となった真木川です。