村のお葬式

岩魚が二匹


 今日は部落の人のお葬式。朝9時半に集合して、バスでみんなそろって葬儀場に。葬儀の一時間前から受付に座っての作業だ。今まで東京で暮らしていた常識は通用しない。この村で生活を始めたら、この村のしきたりに従う。この大月市内に長く住んでいたわけでもなく、顔見知りはほとんどいない。他の人は来る人のほとんどは分かるらしいが。何より驚くのは、葬儀に関しては部落の組で行い、全員が男性だ。それぞれ、みんな仕事を持っているのに、葬儀となれば二日間は全員会社を休んで参加する。東京の会社では、部落の人が亡くなったからと二日間休むことなど難しい今の時世だ。なのに、とにかく全員なのだ。この大月市内の会社では「部落の人に不幸があったので休ませてください」って申し出れば、たいがい了解してくれるらしい。やっぱり、東京などとは違いますよね。葬儀が終われば、お手伝いした人たちの食事会が用意されてる。「終わった様なので、少しお先に」って訳にもいかない。部落の人たちとの交流も大事だ。家に帰ったのは3時少し前。この部落に来てから年数も浅く、部落の人達とはなかなか打ち解けられない。そんな中で一人淋しく。これもなかなか大変。部落の人達の中に入って本当に一員になりたいって思うのだが、そう簡単な事ではない。家に帰ったらなんだか疲れがどっと出る。頭も少し痛いような。そこで、お風呂に入ってから、こたつでうたた寝。そして、さっき目が覚めました。体が何だか楽になった感じ。まぁこれも、田舎暮らしの一つの経験。徐々に、少しづつ。今日の一枚は、紅葉の下を流れる真木川に遊ぶ岩魚君たちです。この写真の中に25cm位の魚が2匹泳いでいます。わからないかな〜ぁ