雨の月曜日

ハマちゃん


 解禁から一週間が過ぎた月曜日。今日も、何人もの釣り人がやって来た。しかし、ほとんどの人が早々に退散だ。だって、釣れないんだもん。僕だって、こんなに釣れないのでは、わざわざ支度をして出かける気にもなれない。月曜日って事もあって、しかも、天気は下り坂。条件は良いぞって出かけてきたのだろうが、呆れ顔ばかり。
 さて、こんな月曜日だが、こんな天気じゃぁする事もなし。だが、猫のちはるは「ハマちゃんばかり外に出て、私だって外に行きたいわ」って、せがむから「それじゃぁお外に行こうか」って誘って、外に出て、椅子に腰を掛けてる隙に、もうちはるの姿が見えない。そして何度も呼んだが出てこない。「確か玄関前のテラスの所に居るだろうが」と。それでも心配になって、懐中電灯を出して、暗いところを照らしたら、やっぱり、床下に居ました。先日、フミちゃんの花の台を作る時に、獣に入られないように、網を張ったのだが、何処から入ったのか、今度は出れないで困っていたっけ。そして、ようやくその穴を見つけて、呼んでも、今度は怒られるって出てこないから、フミちゃんを呼んで、フミちゃんに呼んで貰う事に。そしたら、安心したのか、出てきた。今度は、その穴をふさぐのをどうしようかと思案。前に作った、台をすべて取り払って、網を張り、今度は組み立てて行く作業。これがなかなか大変。今日はゆっくりしようと思ってたのに、結局午前中はその作業に追われた。仕事って、次から次に出て来るもんだ。そんな作業をしていた時、川を覗いたら、発泡スチールの箱が川に落ちていた。こんなものが落ちてるって事は、ハマイバの仕業でしかないもんね。だから、すぐに、拾いに行く事に。ロープを上から垂らして、僕が下に行って、結んで、フミちゃんに引き上げて貰う事に。そしたら、川辺に、ふきのとうがいくつかあった。こんなコンクリートの隙間から、よくぞ出て来るもんだ。今度のお客さんに出せるかな?今日の一枚は、パジャマを着せられても、おとなしく、フミちゃんの言いなりのハマちゃんです。