あと一センチ

一センチ足らず


 昨日のお客さんたちは「これでしばらくは釣りはしない」との事で、余ったブドウ虫を僕にプレゼントして行ってくれた。明日はお客さんだが、今日はお客さんはなし。そこで、久しぶりの青空を見ながら、フミちゃんは朝から洗濯に追われた。シーツを干すときは手伝ってねと。大きいものは、やっぱり二人で力を合わせ作業をすれば効率よくできる。そして明日のお客さんの食材などを買いに町に下った。ところが、いつにない大渋滞。そこで、ちょっとバイクで中央線を越えて何台か追い越した。そしたらその渋滞の先にパトカーが。これはいけないと、わき道にそれて反対方向に。やばいやばい。焦る気持ちが事故の元。そして罰金の元。あせちゃだめだよね。明日は忙しいし、少し時間をつぶしてもいいかなと。そしてお昼には買い物も終えて家に戻る。そしてお昼を食べてしばらくしたら、もう二時。「フミちゃ〜ん、釣りに出かけてもいいかな〜」と。そしたら「もうすぐ禁漁だし、行ってきていいよ」とのお言葉。明日から忙しいので、ストレス発散に行ってきま〜すと。もちろん昨日のお客さんにプレゼントしてもらった餌があるので、思いっきり使える。ところがどうだ、小さい「アブラッパヤ」がエサを取る。釣れるのは全部この魚。ダメだこりゃぁ。諦めずに粘っているとやがて、強い引きが。ヤマメか〜と思いながら上げると25センチのハヤ。この感触を味わえるだけでもいいかと。やがて、22センチのヤマメが。気をよくして、小さなポイントを攻めたら、目印に変化が。そして合わせたらぐんと強い引きに。なかなか顔を見せない。またハヤか?それとも。やがて、魚が姿を見せた、尺近いヤマメの雄だ。この一匹だけでも十分な釣果だ。更に気をよくして、大きなポイントに。そしてたら今度はニジマスだ。そんなところにフミちゃんから電話。「娘から電話で、これからハマイバに来るって〜」との事。丁度キリもいいし、川から上がるか。戻ったら、娘さんが。「あれまぁ大きいのを釣って来たじゃん」と。今日の一枚は、計ったら丁度尺に一センチ足らず。う〜ん残念。禁漁まであと少しですね〜