山椒摘み

 今朝も何時もの様に早くに目が覚めた。だが、今日は日曜日。こんな日はゆっくりするさと。そして今日は8時半から、この部落総出で公園草取りの日だ。それの前に朝食を食べ、遅れ無い様にと。そして約一時間、その草取りも終わって家に帰って「さ~ぁ今日は山椒摘みに行こうね」と。実は公園の掃除を忘れていて、早くに山椒摘みをしようと思っていたのだが、まぁ仕方がない。フミちゃんは僕が帰って来たらすぐに出かけられるようにと準備万端待っていた。そしてすぐに軽トラに乗って山を目指す。そしたら途中、今日も何台か釣りの車が停車していた。そして登って行くと、荷物を背負った若者が登って行く。そしたらフミちゃん「あの人は9時バスで下りた人だよ、あれからここまで登って来たんだね~」と。でもフミちゃんの言うにはもう一人、上って行ったと言うが、それにしては姿が見えないな~と「そんなに早いものなのだろうか」と言うから「途中から山道には行ったんじゃぁないの」などと言いながら車を走らせた。そしたら、なんとすでに大峠までの半分上の場所まで。しかも走ってるではないか。驚いたね~若いっていいな~などと。そして山椒のある場所まで登って、車を止めて、山椒摘み。まだ少し早いかな~と思うが「これくらいが美味しいんだよ~」とフミちゃん。その山で山椒を摘んでる光景が今日の一枚です。先日同じ部落のおばあさんが「山椒を摘みたいが」と言って来たが、早々おばあさんが危険もなく摘める場所もなし。そこで「今日は少し多目に枝を切っておばさんに持って行って庭で山椒摘みさせて上げようか」と。自分たちは頑張って籠にふたっつ。後はおばさんにだと軽トラに積んで帰ってきてそのままおばさんのところまで。「安心していっぱい摘んでくださいな」と。おばさんは思いもしない出来事に感激していたっけ。そして家に帰って今度は、畑にネットを張る作業を。それも一段落した時バス停を見ると、さっき山を走って登った彼が、バス停にいるではないか。そこで「大峠まで行って来たんですか?」って聞いたら「いや、雁が腹すり山まで行ってきました」と。えっ?そんなに早く行ってこれるもんですかと聞きなおしたら、やっぱり「行って来た」と。驚きです。だって、9時バスがハマイバに到着して、それから4時間で、人間の足で往復できるものなのか。だって、大峠まで車で20分。そこから山に登るには一時間って所要時間が書いてあるんですよ~いや~改めて若さっていいな~と。

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