生還

 昨日の夕方、突如医師たちが僕のベットのところにやってきた。「鎌倉さん、人工透析を選ぶのか命を取るのかの選択です」と。一昨日前立腺の治療に向けマーク付がされ、その夕方になって息切れがしたので申し出たら、昨日の昼間にあれやこれや検査が行われた。その結果を見て心臓の手術をしますとの結論に至ったとの事でした。その知らせは夕方の五時頃突然の報告であった。フミちゃんに連絡する時間もなくあたふたと。実際子どもたちにも連絡が出来ないほどの急な話であった。僕の場合一五年前に心臓の手術をしており多少はその心配もあった。が、こう突然の話では。もちろん答えは一つだ「命が一番です」と。そしたら、先生からフミちゃんに連絡が行っていて、そのフミちゃんは後で聞いた話だが「足が震えて困ったわ〜」と。そんな話聞いてないわけですしね〜だって、明日は退院だわって思っていたときですから。僕も相当焦りましたがここは心を決めて「まな板の上の鯉」になろとう。そして、この手術一五年前に経験してることだしね〜その時のあの痛さは今でも忘れられない「先生痛いのは嫌だから麻酔をいっぱい使って痛くないようにとお願いをして。この手術は局所麻酔なので意識はある。そして自分の心臓の中に管が入っていくのも確認できたし。それにしてもここまでくれば覚悟の上だ。なるようにしかならないなと。そして約二時間半の手術は終わって部屋に戻ってきたらフミちゃんと、そのフミちゃんの娘さんが同行して。ありがたいことです。そして今までは大部屋だったが急遽「個室」待遇に。帰ってきたらたらふく食べれるぞ〜とそれを楽しみに。そしたら「今日から明日の朝までは食事を摂ってはなりません」と。ショック〜そして体は動けないようにがんじがらめ。酸素マスクを付けて点滴。胸には心電図の器械をぶら下げて。いや〜よく無事に帰ってこれました〜今回丁度このタイミングでの心筋梗塞の症状が出たこと。そしてそれを見た先生方の英断にも感謝したいと。今日はさっきまでフミちゃんがいてくれて「良かったね〜これで安心して寝れるわ〜」とか言いながら。ハマちゃんを同行させてのお見舞い。ありがとね〜そしてさっき「もうハマイバに戻るわ」と帰っていきました。それにしても、昨日の日記が最後にならなくてよかったな〜とつくづく。今日の一枚ですが入院する前の日にハマイバの下の橋のところにまで桜前線はきていたけど今が丁度ハマイバの桜は満開かな〜などと思いつつ。そんな一枚です。

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