メリークリスマス

 今日はもう師走も押し迫った24日。今年も残すところ後わずか。そんな今日もフミちゃんはお仕事。フミちゃんはよほど疲れているのか、なかなか起きてこない。一足先に起きた、僕はそのままギリギリまで寝かせてあげようと。その間にお弁当を作って。どういうわけかお弁当の日は9時少し前に家を出ればいいのに、その部分だけは早番と勘違い。7時20分の時に「もう朝だよ〜遅刻するよ〜」と起こした。そしてフミちゃんが起きてきた顔を見てようやく気がついた。弁当を持つって事はまだ出発するには一時間半もあることに気づく。「あれ〜だったらこんなに急いで起こすことなかってね」と。そして、9時少し前「今日は寒いのでゆっくりしていてね〜」とフミちゃんは家を後にした。そしてしばらくしたら玄関のチャイムが。出ると、以前このハマイバを利用してくれていたおばさんだった。営業中はみんなで過ごす場所にハマイバを読んだ詩をいただき。それを書道をしてる人に書いてもらったりして飾らしてもらってもいた。その方が「もう終活していて、この間読んだ詩を詩集の本を作ったので、ぜひ読んでいただきたいなと思ってプレゼントしに来ました」と。聞けばもうすぐ80歳になると言う。おばさんと言うより僕からすればお姉さんって感じだよね。フミちゃんもいないし、他の人も待ってるようだし、どうぞどうぞってわけにも行かず「申し訳ないので買います」って遠慮したら「プレゼントしたいんです」という。そうか〜考えてみれば今日はクリスマスの日だ。じゃぁクリスマスプレゼントってことだね。そして、その詩集の中にはこのハマイバに来てひと時を過ごした時に食べた「岩魚の燻製」を食べたことや、同じ部落であるのに「こことは5度違うんだって〜」などと。その方の一ページにこのハマイバでの時間が書かれていたり。そして、なにより自分の生きてきた証を詩集にした事。素晴らしいことですよね〜苦労や悲しみもあった人生を感じました。ありがとね〜残りの人生も楽しくこれからもいい詩をたくさん読んでください。さて、今日はこの後この部落のおじさんが亡くなったのでお見送りだ。その前にフミちゃんには帰ってきてもらいたいが、さてさて。それにしても今日の冷え込みは半端ない。家の中にいても羽毛のジャンパーを着込んで日記を書いています。今日の一枚はそのプレゼントされた「鹿の来る庭」という題の詩集です。

f:id:kamakura210:20211224124642j:plain