とんだ正月

 昨日、サッカーの試合を見て幕開けをのんびり過ごしていた。そして、サッカーでは日本が一方的な試合に。「いい幕開けだ」などとお思っていた矢先「緊急地震速報」が。その数秒後に「津波警報が」アナウンサーは「とにかく逃げて」を連発。東日本大震災での教訓を。緊迫した状況が流れ続けた。正月を故郷で過ごすために能登に帰っていた人。そして年末年始を能登半島でと。そんなめでたい雰囲気の能登半島での大地震発生。地震での建物の倒壊や土砂崩れ。そして火災。東日本のあの地獄の再現かと心配で心配で。令和6年初日の大事件だ。そして一夜開けた今日になって被害が次々に。正月早々命を奪われた人。そして運良く命は助かったが家が火災や倒壊で住むところも奪われた人々。きっとどうしていいかわからない混乱にいるのだろう。そして年老いた人がインタビューに「まぁ命があっただけ良かったと思う」と。例年正月の二日目と三日目は「箱根駅伝」で年明けを過ごしていたが、今年はどうなるのかと。そしたら「箱根駅伝」は無事に放映された。もちろん「山梨学院」を応援しながらの観戦となった。そして昨年28日にストーブの薪を作ってから今日で4っ日目。暖冬とは言いながらもストーブは朝から晩まで。当然薪置き場は少し寂しく「よし、今日は薪を補充しておくか」と正月早々薪作りに。そんなところに山登りをして降りてきた人が。「山にいたから能登半島での大地震は知らないよね」って聞いたら「えっそんなことがあったんですか〜?」と。ぼくが薪づくりを終わったら「お茶とお餅タイムとしますか」とフミちゃん。「大賛成」やがて外を見たら雨がぽつりぽつりと。そこでその青年に声をかけ「こっちに来て雨宿りをしたら」とお誘いした。とはいえ二人ききりにのんびり過ごそうとしていた正月、人様を招待できるほどでもないし。そしたらフミちゃん「あの人にお茶と正月のお餅をごちそうしてやったら」とのお言葉「そうしましょ」「新年おめでとうございます、何かの縁ですお餅とお茶をどうぞ」と。やがてその青年12時のバスで東京に向かったようだ。二人は「じゃぁじっくり箱根駅伝を楽しみましょう」と寝転がって。「そうだ今日は旅の宿のにごり湯に柚子をたっぷり入れて秘湯の温泉宿を味わいましょうか」と。今日の一枚は今年も咲いた「シンピジュー厶」の花です。